お客様の声
和×洋を両立し、秘密基地まで。「好き」を詰め込んだ理想の住まい。
相模原市内、駅にほど近い住宅街に注文住宅を購入されたS様ご家族は、現在小さなお子様との3人暮らし。ご主人様は建築関係の仕事をしており、ご自分の理想プランをハウスメーカーへお持ち込み。「和」がお好きなご主人様と「洋」がお好きな奥様とで意見が割れるも、お互いの個性が両立した、唯一無二の邸宅が完成しました。旅館のような佇まい、土間や屋根裏部屋など、各所にご家族の「好き」が詰め込まれた、見どころ盛りだくさんのお宅です。家づくりの経緯から住み心地、相模原の印象など、いろいろとお話を聞いてきました!
理想を叶えてくれるハウスメーカー探し。
場所は駅から徒歩10分圏にある住宅街。
駅前から少し離れていることで穏やかな空気感が広がる、暮らしやすそうなエリアです。
今回ご紹介するのは、そんな住宅街の分譲地の一角に注文住宅を建築された、S様ご家族。
1歳になる小さなお子様とご夫婦という3人家族で、2023年12月から新居に住まわれています。
美都住販スタッフさんから聞くところによると、ご夫婦揃ってかなりのこだわり派で、家の完成度もかなりのものとなったそう。
取材の事前情報も「とにかくすごい家ですから、見てください」としか伝えられませんでした……。
相当な期待を胸に、雨予報もなんのその、バッチリ晴天のなか、取材へと向かいました!
玄関、リビングを通り抜け、ダイニングに案内される途中、すでに気になるポイントがたくさん。
質問したい衝動をおさえつつ、まずはお話を聞くために着席。
最初に、住む場所として「相模原」を選んだ経緯についてお聞きしました。
ご主人様「僕が東京出身で、職場も西のほうですが都内です。妻は神奈川の海側の出身でしたので、間をとったのが相模原でした」
奥様「2人ともあまり知らない場所だったんですが、自然が豊かだったので住みやすそうに感じました。賃貸で2人暮らしを始めて、子どもが産まれたタイミングで家を建てる話になりました」
よくある持ち家or賃貸の論争は、このご夫婦にとっては無縁。
というのも、ご主人様は建築関係の仕事をしており、理想的な家を建てるのが夢だったのだとか。奥様も持ち家派で、すぐにハウスメーカー探しが始まったそうです。
ご主人様「スーモカウンターで何社か紹介されたのですが、土地から探したかったこともあり、地元密着の美都住販さんは魅力的でした。実際に他社にない土地を紹介してもらえたので、さすが地元企業だと思いました」
奥様「新しいコミュニティーが築ける場所のほうが子育てにもいいと思っていたので、この分譲地はまさにぴったりという感じでした」
また、設計士との相性のよさも決め手の1つだったようです。
ご主人様「多少知識があるので、間取り図みたいな形で各社に計画を提示したんです。すると、他社ではこちらの意図があまり反映されていないプランを提案されました。よりよい提案だという意見はわかるんですが、一緒に“家づくり”をするという気持ちになれませんでした。その点で美都さんは、かなりこちらの理想を叶えようとしてくれたので嬉しかったですね」
ちなみにS様が持ち込んだプラン、かなりの高精度だったようで、美都住販スタッフさんの間でも話題になったそうです。
美都住販スタッフさん「S様のように理想を描いて持ち込まれるお客様も多いのですが、通常は現実的でないものがほとんどです。でも、S様のものは現実的かつ、こちらも思わずうなってしまうような内容になっていました。個人的には、天井の見せ方が印象的です。玄関側をあえて低くすることで、リビングに入ったときに、より開放的に感じる工夫をされていたんです。最初はやや疑問だったのですが、こうして実際に見てみると思った以上によくて、S様にはこちらが勉強させていただいた感じです」
まるで旅館な「和」の空間。
たくさんのこだわりを感じるS様邸ですが、なかでも特徴的なのが玄関の引き戸や土間、和室などによる「和」の雰囲気です。
「日本人らしい昔ながらの家に憧れていた」と話すご主人様。明確なこだわりがあり、それを実現できる知識もあるため、家づくりは順調に進みそうなものですが、そう簡単ではなかったそうです。
ご主人様「家づくりを進めるうえで一番の敵となったのが、妻でした(笑)。理想があまりにも違いすぎたんです」
奥様「私は実家が平屋だったので、建てるなら2階建てで開放的にして、オシャレなカフェのような雰囲気にしたかったんですが……本当に真逆でしたね(笑)」
ご夫婦が解決策として用いたのが、担当エリア分けです。
奥様がリビングまわり、その他をご主人様が担当することで、うまく折り合っていったのだとか。
そこで“担当”のご主人様に玄関まわりのこだわりを聞きました。
ご主人様「広い土間を設けたいと思っていました。今だとベビーカーを置いたりとか、自転車を修理したりとか、何かと使い勝手がいいと思いまして」
ご主人様「和室は客間としてだけでなく、宿泊者にも対応できるようにしたかったんです。洗面もトイレも近くに設置しましたから、リビング、つまりこちらのプライベート空間を介することなく使ってもらうことができます」
見た目も構造も、まるで旅館。
しかも「和」な雰囲気だけあって、招かれたお客様も落ち着いて過ごせそうな空間です。
う~ん、知り合いだったらぜひ一度招かれてみたかった!
夫婦合作の開放的な「洋」の空間
お次はいよいよリビングです。
“担当”の奥様は、とにかく見た目と雰囲気重視。
SNSや雑誌、そして見学したモデルハウスなどからオシャレな家の情報をインプットし、具現化していったそうです。
奥様「開放的な空間にしたかったので、吹き抜けとリビングイン階段は取り入れたいと思っていました。当初夫に反対されたのですが、ここは私の担当だったので(笑)。明るい階段は見るたび、上るたびに気分がウキウキします」
ご主人様「空間の圧迫感とか、エアコンの効き具合とかを心配したんです。ただ実際に見てみるとそこまで圧迫感はないですし、むしろ明るい。エアコンも全然問題ありませんでした」
奥様「リビング以外もそうですが、見せる収納を意識しています。有孔ボードや小物が置ける壁面収納をたくさん設けました」
ご主人様「有孔ボードは僕の希望が通った形です。写真から工具まで、けっこう何を飾ってもオシャレに見えるんですよ」
奥様「リビングに土間を作ったのは夫のアイデアです。ウッドデッキとつながっているので、上手くすれば外も中も広く使えます。夏はプールを広げて遊ぼうと思っています。ウッドデッキではいずれ植物も育ててみたいですね」
なんだかんだで意見をうまく融合させた、夫婦合作のリビング。
そのおかげもあってか、他ではなかなか見られない個性的&魅力的な仕上がりです!
多様な空間づかい、さらに屋根裏には「秘密基地」が!
ご主人様「2階の中央に、ちょっとした家族のコミュニケーションスペースがほしかったんです。ワークスペースにした納戸には、休憩できるように小上がりを作って。例えば、子どもが勉強しているのを少し離れたところから親が見守るとかもできます」
漫画やドリンク設備までバッチリ揃っているので、漫画喫茶さながらのリラックス空間として利用できそうです!
さらに、屋根裏部屋が存在します!
ちょっと低い天井にご主人様の趣味を詰め込んだ、童心をくすぐるこの空間は、まさに小さい頃誰もが憧れた「秘密基地」そのもの!
ご主人様「自分がこもれる場所がほしかったんですよね。僕は狭くても割と居心地よく過ごせるタイプなので、ここはぴったりでした。プロジェクターを映してゲームができるようにしてあるので、子どもが大きくなったら友達と一緒に遊びたくなるような空間になればと思いますね」
家づくりは「好き」を一番大切に。
こだわりをたっぷりと見せていただいたところで、あらためてこの家の住み心地を聞かせていただきました。
ご主人様「意外とよかったのが、バルコニーです。当初不要と考えていたのですが、予算内でできるとのことで、エアコンの室外機置き場くらいのつもりで検討を始めました。せっかく設置するのであれば、意味のある空間にしたいと思い、駐車スペースまでの雨よけになるよう計画しました」
奥様からは、家自体の住み心地のよさに加え、相模原のことにも言及いただきました。
奥様「相模原は子育てしやすい地域だと感じています。特にここは近くに大きな公園が多くて、だから『家の庭は最小限でいいよね』と夫と話したくらいです」
なるほど、周辺環境に合わせて庭のサイズを考えるとは、目からウロコな発想です!
S様ご家族の家づくり、打ち合わせ回数は通常の倍程度となるほど、こだわり抜いたものだったそうです。
そんな情熱的なお2人だからこその「家づくりにかける思い」を、最後に聞くことができました。
ご主人様「今の家づくりって『家事ラク』とか効率的な動線みたいなものがたくさん紹介されていますよね。別に悪いことではないですが、それだけじゃないと思うんです。大切なのは、どこまで自分の『好き』を表現できるかだと思います。せっかく注文住宅にするなら、自分の理想とする家をとことん追求すべきじゃないかと。現にウチは、そこまで家事ラクになっていないですから(笑)。でも、それ以上に叶えたいものがあったので、今は最高に満足しています」
奥様「友達を呼ぶと『おもしろい家だね』とか『旅館みたい!』とか、普通の家ではない反応が聞けるのも嬉しいですね。将来子どもの友達が遊びに来たときにも、そんなふうに楽しんでもらえる家だったらいいなと思って建てた経緯もあります。まだ住み始めたばかりなので、これからがまだまだ楽しみです」
確かに近年は「家事ラク」が家づくりの大きなテーマの1つとして扱われます。
でも、そればかりではない、むしろそれ以上のものがあるはず。
家づくりは「好き」を一番大切にしてほしい。そんなS様の素敵なメッセージが心に刺さるインタビューになりました!