2017.09.21インタビュー&レポートモデルハウス体験レポート vol.1

ずっと快適が続く「ZEH」の家ってどんな家?

政府は、2020年から2030年までに、新築住宅の平均が「ZEH(ゼッチ)」対応であることを目標としています。ZEHとは『年間で消費するエネルギー量がおおむねゼロ以下』と『快適な住環境』を同時に実現する住宅のことです。今回、相模原市にある、ZEH基準をクリアしたモデルハウスを訪問し、これからの住宅のポイントとなるZEHへの対応について伺いしました。 これからの未来に受け継がれる家の条件は自給自足のエコハウス?

これからの未来につなぐ家。計画しませんか?

はじめに、国が目標とする次世代住宅に基準があることをご存知でしょうか?

国は2020年までに、「新しく建てる注文戸建住宅の過半数でZEHを実現する」という政府目標の達成に向け、課題と対応策を整理した「ZEHロードマップ」を策定し、取り組みを行っています。

「ZEH(ゼッチ)」とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を略したもので、太陽光発電などによる再生可能エネルギーを創ることと、住まいの断熱性と省エネ性能を上げることにより、年間の一次エネルギー消費量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にすることを目指した住宅のことです。

一言でいうと、「地球とお財布に優しい家!」といっても過言ではないでしょう。

そこで今回、ZEHに対応した住宅を案内してもらいました。

ZEHと北海道断熱の両方を備えた未来型住宅。
美都住販のZEH対応の家へレッツゴー!

美都住販のスタッフの方にナビゲートしていただき、「ZEH対応ってどういうこと?」という質問に丁寧にお答えいただきました。

案内してくださったのは美都住販の船田さん

早速、実際のモデルハウスを見ながらどんな工夫があるのか、6つのポイントに絞って紹介していただきました。

ポイント1
太陽光発電システムで太陽の恵みをエネルギーに変えるから、エコ!

※曇りや日差しの弱いときでも発電効率を維持するドイツ製の太陽光発電を採用

太陽光発電システムを自宅に導入することで、太陽の光を効率よく吸収し電気エネルギーに変えてくれます。今まで当たり前に利用していた公共の電力エネルギーを、自宅で発電した電力でまかないます。こちらの太陽光発電システムは、曇りの日でも効率よく吸収するでので、お天気がイマイチな時でも活躍してくれてうれしい。

ポイント2
住まいのエネルギーを「見える化」するので無駄遣いが減ります♪

電力の流れを管理してくれるHEMS(ヘムス)。電力の見える化で省エネ意識が高まります!

HEMS(ヘムス)とは、「ホームエネルギーマネジメントシステム」の略で、自宅で使うエネルギーを節約するための管理システムです。太陽光発電で創られた電気はどのくらいあるのか、今自宅で使用している電気量はどのくらいなのかと見える化する優れもの。電気の使用量が分かると、電気の無駄遣いも減りそう!

ポイント3
断熱は北海道レベルのW断熱を採用。夏は涼しく冬は暖かい家へ

※断熱材の断面図。この厚みで家の温度を一定に保ちます

半年以上も冬が続く北海道では、年間の気温差が大きく、寒い地域では冬は氷点下の世界…。そんな北海道を基準につくられた断熱材は、外気の影響を大いに受けにくい優れた断熱構造です。外断熱と内断熱のダブル断熱が、外気と室内のクッションとなり、家の温度が外へ逃げにくく、家中の温度差を小さくしてくれます。防湿効果による結露の発生や火災時への配慮もあるため、安全性の高さも魅力の一つです。

ポイント4
太陽光発電で創った電力で生活する、オール電化システム

※IHクッキングヒーターはお掃除もかんたん♪

ZEH対応の家は、キッチンも給湯器も照明も全てオール電化。空調だって、換気扇だって太陽光発電させた電気エネルギーで動かします。給湯器はエコキュートを設置し、照明は全てLEDなので、省エネでずーっと長持ち。特徴的な家電はガスコンロもなく、IHクッキングヒーターを使っている部分。太陽光発電だから、停電時だって料理できますよ。

ポイント5
屋外と室内の熱を交換する「第一種換気システム」

  • ※見た目は”通気口”ですが、この第一種換気システムはスグレモノ!

第一種換気システムとは、本体となる熱交換器が室内と外気の温度差を緩和して、一年中快適な室内環境を創りだします。寒い冬だって、家の中は一定の温度を保つので急な温度差はなく、ヒートショックからも家族を守ってくれます。また、空気をキレイにしてくれるフィルター装置も完備。空気を給気する際に、クリーンな空気を家中に循環させてくれる優秀な換気システムです♪

ポイント6
窓辺のひんやり感が少なく感じます。断熱性の高いオール樹脂サッシ

大きな窓でも湿度変化が少ないサッシです

住まいの中で外気の影響が出やすく、熱の出入りがもっとも多いのは「窓」。ZEH対応の家には、窓にも工夫がありました。断熱性の高い樹脂サッシと複層ガラスは、冬は窓辺のひんやり感、夏は窓辺のジリジリ感を少なくさせます。結露の防止のみならず、遮音効果もあり、大開口の窓で太陽の光はしっかり取り込んで明るいのに、紫外線をカットする効果もあります。室内での日焼けの心配もいらないですね♪

まとめ

いつでもお気軽にお問い合わせください!

住まいにはこれまでの耐震性や断熱性を超えた条件が求められるようになり、住宅そのものを省エネ化する時代がやってきました。再生可能エネルギーの設置に併せ、再生したエネルギーの効率を高める構造や設備が必要です。

国の目標でもあるZEH住宅は、基準化が進んでいます。近い将来、住まいの新築やリフォームを計画している方々が、住宅に充てる費用を無駄なく未来の家に使っていただくために、少しでも参考にしてみてくださいね。

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