2020.11.30インタビュー&レポート住み心地インタビュー vol.27
【全館空調の家】いつでも、どこでも、一年中快適に過ごせる住まい
神奈川県相模原市の北西に位置する津久井エリアに全館空調の家が完成しました。津久井エリアは、湖や山といった豊かな自然に囲まれた場所です。そのため、冬場は市街地の比にならないほど冷え込みます。 今回伺ったT様邸は、今まで住んでいた築30年の家を、全館空調を導入した家に建て替えました。それでは早速、全館空調の快適さを確かめに行ってきましょう!
温度差がなく、一年中、いつでも、どこでも家中が暖かい健康的な空間
取材に伺ったのは朝晩の冷え込みが厳しくなってきた11月の週末。お昼過ぎの訪問でしたが、すでに相模原の市街地とは体感気温も少し低く、風が冷たく感じます。きっと朝晩の冷え込みは、相当堪えるものだと想像できました。
「お邪魔します」と玄関を開けると、ほんわか家の中の温もりを感じました。外はひんやりしているのに、玄関ドアを挟んで家の中はすでに暖かいんです。
早速、T様に「全館空調」についてお話をしていただくことにしました。「住み心地はいかがですか?」と質問すると・・・。
「津久井ってとにかく寒いんですね。前の家は、ベッドからでるとすぐに靴下をはいて、パジャマの上から厚手のパーカーを羽織っていました。それでも朝布団からでるのが寒くて辛いほど・・・。でも、家を建て替えてからは寒さがまったく気になりませんね。朝もすっきりと起きられて、アクティブに暮らせています」と、T様はすごく嬉しそうにお話ししてくださいました。
朝だけではありません。いつも家中が暖かいことはメリットがいっぱい。部屋と廊下、浴室の温度差がないので、移動するのも億劫ではないですし、家中のドアを開けていても居室に嫌な冷気が入ってくることがありません。冬場のヒートショックなどのトラブル防止にもつながっています。
「全館空調って24時間付けっぱなしです。それで家のなかの温度が安定しているので、家に帰ってきたときも快適な温度です。唯一寒さを感じるのは、家の玄関から出て、車に乗るまでのほんの数歩くらいです」。
暖かさの要因は全館空調のほかにも、家の断熱性能の高さや暖かい空気を逃がさない換気システムにも秘密が隠されているとか。全館空調の設備を導入すると同時に、熱を逃がさない“魔法瓶のような家”をつくったことで快適性が保てています。
- キッチンからリビングを眺める女性陣もおしゃべりしながら家事ができて楽しそう。
- 子どもたちは薄着で元気いっぱい! ちょっとはしゃぎ回ったり、ご飯を食べたりすると半袖になることもあるそうです。
- 全館空調の設定温度は19度。体感的にはもっと暖かく感じました。
- 全館空調の室内機は、目立たない階段下に設置。
みんなが集まれる、ひろびろ空間が欲しかった
家づくりのこだわりを聞きました。すると、真っ先に話してくれたのはお父さん。
「こだわりはじめるときりがないんだけども、みんなが集まれる広いリビングは憧れていたね。お客さんがきて、おもてなしするのが好きなもので」。
リビングダイニングは15.4帖、そこにつながるキッチンは3.4帖と広々快適です。さらには、大きなサッシから庭が眺められるレイアウトも楽しくて、家の中と外の一体感を感じました。
ちょうど取材に伺った日には、お父さんが釣ってきた川魚を炭火で焼いて出してくださったんです。家の中から外の様子が見られるのもワクワクできます。子供たちが遊んでいる姿に目が届くのも安心ですね。
- 家の中から外が眺められて安心。そして家の中からでも外で過ごす人たちと一緒の時間を楽しめます。
- 立派なアユでしょう? 贅沢なおもてなしをしてくださり、ありがとうございました。(絶品でした!)
家族の暮らしやすさにもこだわった
お母さんには家の使い勝手についてお話を聞いてみました。お母さんがすごく喜んでいたのは「電動シャッター」です。
「このあたりは寒いから、シャッターの開閉で窓を開けたときに、冷たい風がピューっと入ってくるのも嫌なものです。それにリビングの窓は大きいから手動で開閉することを考えると体力的にも大変。だからリモコンでピっと操作できるのは便利ですね」。
ワイヤレスリモコンでシャッターを閉めると、防犯面の安心が得られるほか、「台風で植木鉢が飛んできて窓ガラスが割れた」なんてトラブルも防げます。それに、冬場は窓から暖かい空気が逃げるのを防ぐ断熱効果も高まります。
- リモコンはキッチンの近くに配置。
- 全てのシャッターをキッチン近くのリモコンから操作できます。
T様は、2階のホールの使い勝手がよく、お気に入りなのだそう。日当たりのいい室内空間で大量に洗濯物を干せるスペースを確保したので、室内干しも快適です。バルコニーも広くとって、軒を深く出しました。急な雨でも洗濯物を濡れにくくするためです。
- 窓際には「ホスクリーン」という取り外しもできる室内物干しを設置。
- 軒が深いと洗濯物にも便利ですし、日差しが家に入り込み過ぎない「日よけ効果」もありますよ。
そして、やっぱり主婦は収納が気になりますよね! 片付けやすい家は収納が肝です。T様は「各部屋に必ず収納をつけてもらいました」と収納に対しても熱いこだわりがありました。
- 洗面脱衣室にも可動棚の大きな収納を。比較的奥行きがある収納なので、ストック用品や洗濯かごなどもらくらくしまうことができます。
- 主寝室にはウォークインクローゼットがあります。ハンガーパイプや棚板をつけて、たっぷりと収納できるように工夫されていました。
最後に
築30年の家の建て替えは、タイミングとしては少し早めです。今回の新築に関して、きっかけになったのはお子様の小学校入学でした。
お子様が大きくなるにつれ、自宅に学校のお友だちを招いて遊ぶこともあるでしょう。そのようなときに、広いリビングや子供部屋などの居場所があるといいとT様は考えていました。
また、お父様にも新築に対する思い入れはあったようです。
「家を建て替えるというのは世代交代の意味でも区切りがつきますよね。これから孫が成長する場所でもあるし、私たち夫婦が老後を過ごすときにも快適な家の方がいい。だから、このタイミングで家を建て替えられてよかった」ともお話くださいました。
そして今回のT様邸は、美都住販で設計・建築をしていますが、なんとお父さんが大工さんとして参加しています。「孫にも大工として働く背中を見せられてよかった」という一言も印象的でした。
暖かい家には自然と家族が集い、笑顔と笑顔、心と心がつながる温かい暮らしが送れますね。たくさんのおもてなしの数々に、取材チームの心もほっこり温まる時間が過ごせました。またお邪魔させてくださいね♪