2018.12.29相模原ライフ相模原市 全駅徹底ガイド vol.8
【古淵駅】「実は」買い物が便利で住みやすい街!
古淵駅周辺の住み心地や暮らしやすさは? 子育て環境は? スーパーなど買い物は便利? 実は隠れたショッピングスポットである古淵。16号線沿いに並ぶ大型ショップたちは、子どもを連れての買い物や遊びで重宝します。また、自然も充実しており、北側には境川、南側には木もれびの森があり、お散歩やサイクリングに最適。実際に街を歩いて、徹底レポートします!
ひかえめな存在「古淵」の実力やいかに!?
駅の出口は1か所。駅ビルなどはなく、小さなバスロータリーがあるのみ。JR横浜線の古淵駅といえば、隣には町田駅、その隣には相模大野駅、反対方向には橋本駅と、周辺に大きな街がいくつもある中で「ひかえめな存在」として見られがちです。
- 駅前の素敵なモニュメント。タイトルは「時のスケッチ」
- 筆者の大好きな「コメダ珈琲」が駅前に!うん、いい街。
ただし、16号線のイオン&イトーヨーカドー隣接など、大型ショッピング施設が徒歩圏にいくつもあることから、実はものすごく暮らしやすい街なのではないかと推測できます。
買い物だけでなく、駅周辺には川、緑、公園など、豊かな住環境が整っているのです。
さらに、毎年夏には「相模原よさこいRANBU!」という演舞祭が開催され、街の活気も最高潮になります。
イオンの隣にヨーカドー。さらに…!
- 駐車場も広いし、中も広いし。さすがのイオン。
- イオンから歩道橋を渡ればすぐにイトーヨーカドー。個人的には「ロフト」があるって何かと便利そう。
近隣の方に「古淵といえば」と聞くと、高い確率で挙がるのがこのイオン&ヨーカドーの2大総合スーパーの隣接です。道を1本隔てているだけ、しかも歩道橋で2店は結ばれており、行き来は自由のような環境。しかも、どちらも駅から徒歩5分ほどの近さです。
ものすごい競合同士の隣接ではあるものの、生活者からすると便利この上ない状況です。
ご存知の通り、どちらも食料品をはじめ、衣料、生活用品、インテリア、飲食店などを幅広いラインナップ。
この2店舗だけでも1日過ごせる……なのに!
- みんな大好き「ドンキ」。朝3時までやってるのも嬉しいかも。
- ホームセンター&食料品&100円ショップって、便利すぎる…。
16号線を挟んでイオンの向かい。なんとMEGAドンキホーテが! ちなみに「MEGA」はファミリー層が利用しやすい店舗のようで、道幅がゆったりととられていたり、生鮮食品も扱っていたりと、子育て世代に嬉しい店舗なのです。
また、少し橋本方面に行くとすぐに現れるのがホームセンター「島忠ホームズ」。こちらには「生鮮館」や「100円ショップダイソー」も併設されており、なんとここでも普段の買い物が可能です。
- さらに大きなショッピングモールが出現。
- 看板には「地域最大級」。とにかく広大な敷地にいろいろな店舗が。
さらにさらに! もう少し橋本方面に向かうと「ニトリモール」なる巨大なショッピングモールが(もう“お腹いっぱい”でしょうか?笑)! 看板にデカデカと「地域最大級」と書かれているように、とにかくデカイです。ニトリの他に「ヤマダ電機」「OKストア」「トイザらス」……などなどが大集合。
あ、ここでも食料品が手に入りますね。
というわけで、毎日どこでお買い物をするか迷うほど大型ショップがたくさんあるのが古淵駅の最大の特徴です。
それぞれ駐車場も大きいので車での来店もいいですが、駅から徒歩圏でこの充実ぶりは、本当にすごい!!
自然もたっぷり。駅周辺の豊かな住環境。
古淵駅周辺に住めば「緑道散策での森林浴が日課」なんて、ちょっと素敵な生活が送れそうです。
駅から徒歩20分ほど南へ。コナラやクヌギの雑木林が連なる「木もれびの森」にたどり着きます。こちらは市が管理している自然そのままをなるべく活かした緑地で「かながわの美林50選」にも選ばれています。
新緑の季節は特に気持ちよいとのことですが、取材時期は冬。それでも、鳥たちのさえずりをBGMに、落ち葉をザクザクと踏みしめて歩くのもなかなか楽しいですよ。
- 入り口はこんな感じ。
- トトロの「さんぽ」をテーマ曲に、どんどん歩きたくなる道。
- お弁当を広げてもいいかも。
- 歩いていると、いくつかの短歌に出合えます。好きな歌を探してみよう。
平地ということも特徴で、休憩用のベンチや遊びまわれそうな広場もあるので、お年寄りから小さな子どもまでが楽しめ、駅からのハイキングコースとしても人気です。
- 東京都と神奈川県の境目にある「境川」。今いるのが神奈川県。
- はい、こっちが東京都。2往復してひっそり越境を楽しみました(笑)。
今度は駅の北側へ。坂道を少し下ったところに「境川」が現れます。その名の通り、この川を境に東京都と神奈川県となっているのです。
川の両サイドには舗装された道があり、サイクリングやランニング、散歩のコースとしてよく利用されています。
- 駅南側すぐの場所にある公園。駅前なのにすごく広い。
- こちらは駅北側。駅近で、路沿いにあり、誰でも利用しやすい。
駅周辺には北と南に公園が1つずつ。
どちらも駅近にして意外と広く、子どもたちが元気に遊びまわるのにぴったりです。ここも、子育て世代にはポイントが高いと思います。
街の雰囲気を象徴する元気なパン屋さん。
駅南側、町田方面へ徒歩7分ほど。住宅地の一角、アパートの1階にあるちいさなパン屋さんが、今回ご紹介する「ブーランジュリ・アイミ」。
店内に入ると、ものすごい小麦のいい香りが。それとともに「いらっしゃいませ~!」と、ここは魚市場かと思わせるほどの元気な挨拶が聞こえてきます。その声の主は、店主の相見さん。「ウチの食パンは、専門店のやつより美味しいですよ!」と、自信満々に語る会見さんに、さっそくお店の特色をうかがいました。
相見さん「僕はとにかく『配合』が好きで、何を何%入れるとどうなる、といった研究者のようなことを続けて、美味しいパンを生み出してきました。今では140種類くらいを展開できるようになっています。特にオススメは食パンですね。いろんなタイプの食パンがあって、それぞれのパンに子どもの名前をつけてるんですよ。食感の良いパンにはしっかり者の子どもの名前をつけるとか、性格に合わせてね」
- アパートの1階にある街の小さなパン屋さん。
- 相模原お店大賞で「準大賞」にも選出された実力店。
- 子どもの名前がついた食パン。全部食べたい…。
- う〜ん、ぜんぶたべたい…。
立ち上げの際には全国の美味しいパン屋を食べてまわったという相見さん。その研究熱心さが美味しいパンの秘訣のようです。
また、古淵地域の印象も聞いてみました。
相見さん「人があったかいですね。この店に来て30分くらい喋っていく方もいますし、顔を見ただけで何を買いに来たかわかるなんてお客さんもけっこういます。人情味がある街だと思いますよ」
相見さんはそう話しますが、それはひとえに彼の人懐っこい性格が、人をあったかくさせている一面もあるのでは、とも思いました。
気さくに話してくれた相見さん。最後に2、3個のパンをお土産に買っていきましたが、最大のオススメが金曜日限定で販売しているという「贅沢食パン」だそうなので、ぜひまた金曜日に来させてください!
踊れ踊れの大騒ぎ!相模原よさこいRANBU!
- 2018年の様子その1。
- その2。
- その3。
- その4。
毎年9月。古淵駅前の通りが熱気に包まれます。
それが「相模原よさこいRANBU!」。ちびっこから大人までがチームで踊りを披露するもので、2018年実績で参加チームは46(約1300人)、来場者は約7万人というビッグイベントです。周辺には模擬店なども出るため、見るお祭りとしてもじゅうぶん楽しめます。
買い物の利便性はもちろん、自然あり、イベントありで、毎日を楽しく過ごせそうな街だと感じました! 古淵駅は、周辺駅にも全く見劣りしない「隠れ住みやすい街」と呼んでも過言ではないような気がします。
新宿駅へは、隣の町田駅で小田急線に乗り換えれば約40分。橋本や横浜などへのアクセスが良い横浜線の駅。