2019.03.18相模原ライフ相模原グルメ vol.1
地元民に長く愛される、相模原の「本当に美味しいお店」
さまざまなグルメサイトや雑誌、情報番組で紹介される飲食店。でも、本当に美味しいお店を知っているのは、やっぱり地元の人ですよね。そこで“地元民に本当に人気がある相模原市内の飲食店”を紹介したいと思います。今回はラーメン、イタリアン&フレンチ、焼きそばをランチで特集。絶品料理たちを堪能してきました!
「ラーメンの鬼」の味がここに!【支那そばや 相模原店】
相模原といえば、ラーメンの激戦区。
特に、JR相模原駅から16号線を越えた先にある通称「ラーメン通り」には多くのラーメン店が軒を連ねています。
今回訪れたのは、そのラーメン通りから少しだけ外れた場所にある「支那そばや 相模原店」さんです。
- 雰囲気のある看板は店舗横に。
- ザ・ラーメン店といった、カウンターのみのシンプルな店内。
- 壁には店主と佐野実氏との2ショットが。
- こだわりがいろいろと壁に掲示されている。
このお店の特徴は、何といってもあの「ラーメンの鬼 佐野実」の味を継承していること。
それだけに、素材や調理法にはかなりのこだわりがあるようで、店内の壁にもさまざまなこだわりが書かれた紙が掲示されています。
店主は佐野実氏に弟子入り後、約20年前に独立し今に至るそう。
店主にオススメをうかがうと「全部」とのことなので(笑)、やはりここは定番の醤油&塩ラーメンを食べてみることに。
まずは塩ラーメン。
透き通ったスープと具材の配置のバランス……見た目から美味しそうな1杯です。
スープはまろやか&さっぱりした鶏ベース。麺はストレートの細麺でのど越し◎。この麺、こだわりの国産小麦を使用されているからか、ほのかな甘みも感じるほど風味豊かで、塩味のスープとのバランスが絶妙です!
- スープの透明感たるや!
- いただきます!!
そして、味の決め手となっているのが2種類のきざみネギ。
特に、適度な甘みと苦みを加えてくれる揚げネギの存在感は抜群で、この塩ラーメンたる味わいに仕上げていると思われます。
他にもバラチャーシュー、メンマ、小松菜とすべてが自家製というトッピングメニューたちも完成度が高い。
麺の量も多めで、さっぱり系のラーメンにしては満足感も十分です。
勝手に醤油ラーメンの店とばかり思い込んでいましたが……先に言ってしまえば、筆者が次に来店したら塩ラーメンを注文します。
- バラチャーシュー。肉々しいしっかりとした食感が◎。
- あっという間に、ごちそうさまでした!
さぁ、続いて醤油ラーメンの登場です!
こちらも塩同様見た目から美しく、スープのいい香りとともに食欲をそそります。
そのスープ、見た目通りのあっさり味かと思いきや、ややパンチが強め、というのが筆者の感想。
近年、煮干しや貝類などを使用した魚介出汁のラーメン店が増えており、それらの味と比較するといわゆる動物系の味が強く、なんとも新鮮でした。
そんな強い存在感のスープだからこそ、やさしい味わいの麺がベストマッチ。
塩ラーメンの麺よりも若干だけ太いようで、やはりここも絶妙なバランス力が感じられます。
見た目以上に食べてる感の強い醤油ラーメンで、なるほど美味い! こちらもどんどん箸が進んでしまいます!
- 香り高く、あっさりしつつもパンチの効いたスープ。
- うおおお!撮影はさっさと済ませて(笑)いただきます!
ここで、追加のワンタンの登場です。
※2人で食べています。
いやぁ、ワンタンが美味しいと感じたのは人生初めての経験だったかもしれません。
つるっとした皮とボリューミーで肉感の強いあん。ほんのり桜海老の風味も感じられ、本当にいくつでも食べられそうです。
- 全体でもなかなかのボリューム感。
- コイツがじゅわーっときます。
最後に、ご主人がその“こだわり”を少しお話ししてくれました。
「佐野さんはよく『営業時間より仕込み時間』と言っていました。私は今でも11時開店のところ5時半には仕込みを始めています。『スープは火加減、麺は水加減』も口グセでしたね。細部まで突き詰めることで繊細な味を表現しているのです。」
また、注文時に「ネギ抜き」や「メンマ多め」など、好みをどんどん言ってほしいとのこと。
「例えば何も言わずにネギを残されても、お互いいい気分はしないので。あと『多め』は追加料金なしでやっているので、気軽に言ってください」
そう、頑固な店主かと思いきや、とても気さくでお客さん思いなのです。
次回は「揚げネギ多め」の塩ラーメン(ワンタン入り)にしよう。
店舗情報
【支那そばや 相模原店】
・住所
神奈川県相模原市中央区清新7-5-3
・営業時間
11:00~14:30 18:00~20:00
・定休日
火曜日
・お問い合わせ
042-752-4708
相模原駅周辺の情報です。駅前のショッピング施設や、西門商店街など見どころ満載です!
カジュアルにいただく創作料理。【ル・ポアソンルージュ (Le Poisson Rouge)】
- オシャレな店名ロゴアイアンが壁面に。
- 側面には大きなタイルアートが。
続いては、一軒家風のおしゃれなレストラン。
住宅街の一角にあり、どれだけの高級店かと思いきやその逆。イタリアン&フレンチをメインにさまざまな創作料理がリーズナブルに、カジュアルなスタイルで楽しめるレストランなのです。
- 入り口入って左側のスペース。
- こちらは入って右側。店内は白基調で、総じて明るい。
前菜やメインの種類が多く、大人数で来て分け合って食べることをお店が推奨しています。
注文時に「パスタは3人分に分けてください」などの要望にも快く応えてくれます。
今回は3人で「サガミネーゼLUNCH(1600円。きちんとしたコースになっているのに安い!)」をいろいろシェアしてみました!
- こんな水を出してくれるオシャレ店です。
- ツナペーストが塗られたバゲットからスタート。
まず到着したのが前菜「ホタテ貝のさしみマリネ」。
こちらは説明不要。新鮮なホタテの旨味がじゅわーっと口の中に広がります。
添えられた名前もわからない野菜(ごめんなさい笑)や、パセリなどの香草類、まろやかで繊細なソースなど、すべては素材の引き立て役! といった感じです。
続いては「生ハムSALADE」。
まず生ハムが半端なく美味しいです。スーパーの安いやつとか食べられなくなります。
タマネギベースというこのソースが、また絶品。ドレッシングだけでこれだけ印象が変わるか、というくらい繊細かつインパクトのある味でした。
「木の子パルミジャーノ」。まだ前菜です(笑)。
しめじや舞茸などのキノコの上にたっぷりのチーズという間違いない組み合わせ。
パリッと焼かれたチーズの香ばしさと、ジューシーなキノコのアンサンブルが絶妙です!
ここからはメイン。まずは「ピザ」。
大きさはやや小ぶりですが、1人にはちょうどいいサイズ感。
生地は薄めのクリスピータイプで、エビ、イカ、タコ、ホタテとシーフードが贅沢にゴロゴロとのっています。この具材の存在感がとにかく◎! 焼きすぎて固くなってしまうことはなく、どれもプリプリの食感と風味が活きています。
熱々でチーズがのび~るときが最高に美味しいので、やはりピザは出来立てをササッといただくほうがいいかもですね!
ベーコン&ポルチーニのパスタ。
見た目の通り、やはり主役はポルチーニ茸です。大ぶりにカットされているためものすごくジューシーで、キノコのうま味が存分に味わえます。
パスタ全体にベーコンとキノコのダブルの「出汁」が出ているような状態で、食べるほどに深い味わいを感じられます。
もういっちょパスタ。今度は和風です。
やはり日本人ですね。醤油ベースの味にのり、ごま、かつお節の風味……不味いわけがないです。
たっぷり野菜も嬉しい限りで、最後までヘルシーに食べ進められます。
また、ここのパスタ、個人的にですが非常に小麦感が強い印象がありました。
最近流行りの生パスタのようなモチモチ感や、単なるアルデンテとは一線を画す食感です。
このなんとも言えない美味しさは、ぜひお店で!
- 幸せな食後。
- 幸せだとこんなところにも目がいきます。
お腹一杯の後は、食後のコーヒーを一杯。ワンドリンクは込み。
プラス200円でデザートがつくそうです。
(頼み忘れました。完全に失敗です。。。泣)
いろいろなメニューを堂々と分け合って食べられるって、なんともお得というか、幸せですね!
店舗情報
【ル・ポアソンルージュ (Le Poisson Rouge)】
・住所
神奈川県相模原市中央区並木3-19-2
・営業時間
[月~水・金・土]
11:00~15:00(L.O.14:00)、17:30~23:00(L.O.22:00)
[日・祝]
11:00~15:00(L.O.14:00)、17:30~22:00(L.O.21:30)
・定休日
木曜日
・お問い合わせ
042-757-3330
実はこちらのお店、淵野辺公園を挟んで相模原市博物館の近くに位置しています。プラネタリウムと創作料理を楽しむ休日というのはいかがでしょう。
みんな大好きな王道の味!【名物 鉄板焼そば専門店 かみ家】
最後のご紹介は、なんと焼きそばの専門店。
上溝駅から徒歩数分で、この地でなんと50年以上も続いている名店です。
その間、メニューもほとんど変わっていないんだとか。
- レトロな雰囲気グイグイです。
- 焼きそばの味変、常連の間ではよくあるそう。
店内の雰囲気は、まさに大衆食堂のそれ。
地元の老若男女が通いつめる人気店とのことで、時間をずらして空いているタイミングでお邪魔しました。
さっそく男らしく(?)「焼きそば肉玉子入定食」を注文!
もう説明不要です。でっかい写真でそのビジュアルをご覧あれ!
説明不要ですが、やっぱり少し説明します(笑)。
麺はやや太め&短め。もっちりしていながら食べやすい印象です。シンプルなソース味で「ああ、この味はふいに食べたくなるなぁ」と思わざるをえない味で、長年愛されてきた理由がわかります。
通常の具材はキャベツともやしのみ。もちろん素材にもこだわっていて、例えばもやしは麺と同等の太さ(通常よりもやや太め)を選ぶことで、より食感のバランスをよくしているのだとか。
家庭の味に近いかも? と一瞬感じましたが、いやいや、この鉄板で焼かれた独特の味は家では再現しにくいと思われます。
縁日で食べる焼きそばが美味しいのは、そんな理由なのかもしれません。
ちなみに、ぼくは関西出身ではないので、ごはんと味噌汁は美味しいかったのですがトゥーマッチでした(笑)。
- 一周まわってオシャレすぎるレジ。
- フタ付きの割り箸ケース。珍しいそう。
実はこのお店、別角度でもちょっとした楽しみがあって、まずこの超レトロでカッコイイレジ。もちろん現役で、これでお会計してもらえます。
また、最近見なくなったフタ付きの割り箸ケース。時折「マニアがほしがる」こともあるそうです。
店主いわく「調理で特別なことはしていない。愛情を込めるだけ」とのこと。
人気店は、味も想いも、非常にシンプルでした。
店舗情報
【名物 鉄板焼そば専門店 かみ家】
・住所
神奈川県相模原市中央区上溝5-3-9
・営業時間
11:00~19:00
・定休日
毎週火曜日 第3水曜日
・お問い合わせ
042-762-0471