2017.10.04相模原ライフ相模原イベント&スポット情報 vol.2
絶品卵が集まる! 相模原の新名所「たまご街道」
相模原で今、話題を呼んでいるスポット「たまご街道」。 地元の養鶏場さんたちが直売所やカフェレストランを運営しています。こちらでは新鮮な卵はもちろん、卵を使ったシュークリームなどが販売されており、連日大盛況! 今回は、カフェを併設している「Sweet eggs(スイートエッグス)」さんと「農場の家」さんにお話を伺ってきました。
近隣の人たちへの想いから生まれた「たまご街道」
戦後、何もなかった土地に畜産農家が集まり、養鶏場を開いたのが始まりという「たまご街道」。神奈川県相模原市の麻溝台(あさみぞだい)地域には、大きな養鶏場がいくつもあったそうです。
しかし、時代の流れとともに、周りには住宅が増え、現在ではすっかり住宅街に。すると、養鶏場の「臭いが気になる」という声が多数寄せられるようになりました。
大量の鶏を飼育する養鶏場では、どうしても鶏の糞の臭いが付き物。養鶏場が集中するこの一帯では、近隣のお宅にも臭いが流れてしまうことは避けられません。
「なんとか、周りの方々にご理解いただく方法はないか……」
近隣住民との共存を模索した末、現存する養鶏家7戸全員で「麻溝畜産会」を結成。鶏舎や直売所が点在する市道を「たまご街道」と名付け、みんなで直売所やカフェを開き、おいしい卵を提供していこう、ということに。
「たまご街道」は、「ご迷惑をおかけしている皆さんにサービスを提供して、少しでも還元したい」という養鶏場の人々の想いから生まれました。
「とれたての新鮮な卵が買える」「おいしいシュークリームが買える」と、たちまち地元で話題を呼び、今ではわざわざ県外から訪ねてくるお客様も。連日、行列に並ばないと買えないほどの人気スポットになっています。
養鶏場7戸で作る卵にはそれぞれ特徴があり、味にも違いがあります。それぞれにファンがいて、食べ比べを楽しむ方も多いそうですよ!
絶品卵料理が味わえる! カフェレストラン「Sweet eggs」
(有)小川フェニックスが営む「Sweet eggs」は、卵やスイーツ販売コーナーの横に、卵料理を楽しめるカフェレストランを併設。広々とした店内ではゆっくりと新鮮な卵を使って作られたお料理やスイーツを楽しむことができます。
お店の人気メニューは「たまごかけごはん+みそ汁のセット」や「オムライス」。コクのある卵を使用した料理は「どれもおいしい!」と評判です。
平日のランチタイムは多くの女性でにぎわい、休日はご家族連れのお客様で朝から満席に。圏央道ができてからは、埼玉や静岡など県外からのお客様も増えているそうです。
榎本店長
「自社養鶏場でとれた卵をおいしく食べてほしいとの想いからカフェレストランを作り、さまざまなメニューをご提案しています。レストランや販売コーナーのお客様に少しでも喜んでいただけるよう、ゆで卵も無料でお召しあがりいただいています」
- 豊富なランチメニュー
- 無料のゆで卵! 卵の味がよくわかります
お料理に使われているのは、自社のブランド卵「山吹(やまぶき)」。
コクがあり、一度食べたらやみつきに! お食事の後、販売コーナーで卵を購入して帰るお客様も多いのだとか。
さっぱりした味わいがお好みの方には「鳳凰(ほうおう)」がオススメ。両方買って食べ比べを楽しむのもいいですよね。
- こだわりの卵「山吹」
- 販売コーナーには、地元の農家さんが作ったお野菜も
そして、「Sweet eggs」一番の人気商品はシュークリーム!
とにかくクリームが濃厚でおいしい、と大人気。こちらを求めて連日、お店の前には行列ができています。
平日は9:30、11:30、13:30の3回(土日は15:30も加わり4回)販売。なんと、販売開始と同時になくなってしまうそうなので、20分前くらいに並ぶのがいいそうですよ!(購入はお一人様6個まで)
シュークリームの他にも、生プリンや卵を使ったソフトクリームも人気だそう。
11月からは毎年楽しみにしている人が多いという「さつまいもブリュレ」の販売がスタート。「さがみはらスイーツフェスティバル」でグランプリを受賞したことがあるというそのお味は、12月までお楽しみいただけます!
「さがみはらスイーツフェスティバル2018」受賞店を訪問してきました
おいしいスイーツをお探しの方はぜひご覧ください!
- スイーツ販売コーナー
- 人気の生プリン
電話:042-705-7313
営業時間
[月]9:30~18:00
[火〜金]9:30~22:00(L.Oフード21:00ドリンク21:30)
[土日]7:00~22:00(L.Oフード21:00ドリンク21:30)
朝食営業、ランチ営業、日曜営業
アクセス
麻溝台バス停下車徒歩1分/小田急相模原駅から1,930m
卵を求めてご近所さんが朝から行列! 「農場の家」
「たまご街道」の発起人でもあるコトブキ園が営む「農場の家」では、卵とスイーツを販売。
こちらでは養鶏場の業務に合わせて一日に何度か、新鮮な卵が入荷! とれたての卵が買える、と近所の方からも大人気のお店です。9:40開店にもかかわらず、毎日7:30頃から並びはじめる常連さんが多いのだとか。
平川店長
「当店にお越しくださる方の多くは、
- 長壽卵
- 恵壽卵
自社のブランド卵「長壽卵(ちょうじゅらん)」はあっさりしていて普段使いにオススメ。癖がなく何にでも合う、万能で使いやすい卵だそう。
一方、「恵壽卵(けいじゅらん)」は黄身が濃く、甘い味わい。
卵かけごはんや卵焼き、ゆで卵など、卵だけを使う料理にオススメです。味のインパクトが強く、一度食べたらやみつきになる、とこちらを買われるお客様が多いそう。現代女性に不足しがちな葉酸を含む、栄養機能食品でもあります。
そして、人気の秘訣はそのネーミングにも。「長壽卵」は長生きできそうで縁起がいい、と年配の方への手土産としても好まれているそうです!
- 近隣にスーパーがないため、野菜販売コーナーも併設
- イートインスペース
卵と並んで人気なのが自社卵を使ったシュークリーム。
子供や孫が遊びに来るから、とまとめ買いされる方が多いそうです。それから、近隣の会社の営業さんたちにも人気なのだとか。お客様への手土産や会社スタッフへの差し入れ、自分のおやつとして買われる方が多いそう。男性一人でも気軽に入りやすい雰囲気、というのも嬉しいですよね。
卵の殻を器にした可愛らしいクレーム・ブリュレ「ニワトリさんからの贈り物」は、神奈川県の指定銘菓。こちらも人気商品です。
平川店長
「神奈川県は人の流入が多いので、畜産は昔ながらのやり方では難しくなってきています。養鶏を続けていくために、臭いを少しでも減らせるよう取り組んではいますが、やはり難しいところもある。そこを理解してもらったうえで、新しく住む人に還元できたら。養鶏場ごとに卵の味が違いますので、
電話:042-740-2419
営業時間
9:40~17:30
日曜営業
アクセス
神奈川中央バス 麻溝台中学校入口バス停前(約13分)/小田急相模原駅から2,340m
「たまご街道」情報
「たまご街道」には全部で7戸の養鶏場があります。
今回、ご紹介できなかった養鶏場もあわせて、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
(有)宝夢卵
たまご直売、自家製ゆず胡椒
営業時間 12:00~17:00(冬季は16:00まで)
神奈川県相模原市南区麻溝台7-2348
042-742-1088
(有)田中養鶏場
たまご直売、宅配、卵油、鶏糞堆肥
営業時間 9:00~18:00
神奈川県相模原市南区麻溝台6-4-1
042-742-7877
(有)昔の味たまご農場
たまご直売、宅配
営業時間 10:00~18:00
神奈川県相模原市南区麻溝台5-1-21
042-742-1993
(有)ホソヤファーム
鶏糞堆肥の販売(一般のたまご販売は行っておりません)
神奈川県相模原市南区麻溝台6-4-23
042-742-6662
(有)元木農場
鶏糞堆肥の販売(一般のたまご販売は行っておりません)
神奈川県相模原市南区麻溝台2-7-45
042-743-8604
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