2024.09.02相模原ライフ相模原イベント&スポット情報 vol.41
【東林間サマーわぁ!ニバル】これは、ストリートで楽しむ阿波踊りの野外フェス!
2024年8月3日(土)、4日(日)の2日間、阿波踊りのお祭り「東林間サマーわぁ!ニバル」が開催されました。例年通り、今年も全国各地から土日合わせて約40連が参加。個性的な演舞はもちろん、もうひとつのお祭りの楽しみ「屋台フード」も堪能しつつ、猛暑がやわらぐ夕暮れの時間帯から楽しんできました!
暑い夏は、夕方から楽しもう!
「猛暑日」という言葉に、もう特別感がなくなってきた人も多いのではないでしょうか(泣)。
せっかくの夏休みも、ここまで暑いと日中は外出したくなくなります。
でもそれなら……涼しい時間帯に楽しめばいいのでは!?
そんな猛暑の夏におすすめなイベントのひとつが、お祭り。
今回は、今年で33回目となる「東林間サマーわぁ!ニバル」を楽しんできました!
「東林間サマーわぁ!ニバル」は、東林間駅前のシャンテ大通りを中心に阿波踊りを楽しむお祭り。
毎年8月の第1土曜と日曜に開催され、毎年2日間で10万人以上が訪れるという、ビッグイベントです。
開催初日となる8月3日、気温が少しだけ落ち着いてきた17時30分頃からの様子をお届けします!
- 救護本部では「鈴虫」がもらえるそう。夏って感じでいいですね〜。
- 踊り手さん用の給水所もありました。踊り手さん以外の方も、水分補給は忘れずに!ですね!
2023年=「流し踊り」からの、今年は本来の「組踊り」
「東林間サマーわぁ!ニバル」には、地元東林間の連だけでなく、本場の徳島をはじめとした全国各地の連が多数参加します。
それぞれの連の演舞は特徴が異なるため、音楽フェスのようにさまざまな連を楽しむこともできます。
もしくは今っぽく「推し」の連を追い続けるのもアリ。
阿波踊りには2種類のスタイルがあります。
スタートからゴールまで練り歩きながら踊る「流し踊り」と、その場で踊る「組踊り」です。
2023年開催時は、コロナ対策として人が留まりにくい「流し踊り」を採用していたのですが、今年は「東林間サマーわぁ!ニバル」本来の姿である「組踊り」で行われます。
もし「推し」の連がいたら、事前に時間と演舞場をチェックしておくとよさそうですね!
夏の「熱さ」が心地いい!
まずは東側の通りを歩いていみると、どの演舞場もすでに大盛況!
太鼓、笛、鉦(かね)の心地よいリズム。
それに合わせて演舞を披露する踊り手たちのハツラツとした表情を見ていると、心が浄化されていくようです。
個人的にとても印象的だったのは、硫黄島島千鳥。黄色の大旗を振って演舞するので遠目にも目立ちます。
大旗もただ振っているのではなく、振り方の大小、そして速度が、楽曲や演舞にリンク。
演奏の音量も大迫力で、聴くのではなく「浴びる」感じが心地いいです。
よりダイナミックな演舞が楽しめました。
「暑さ」を忘れる「熱さ」が、ここにあります!
「しあわせ」な屋台フードに舌鼓。
「花より団子」な皆様、お待たせしました。笑
お祭りといえば、魅惑の屋台フードたちも気になりますよね!
「東林間サマーわぁ!ニバル」は、たくさんの地元商店が出店していて、低価格&ハイクオリティな屋台フードが楽しめます。
注目した1軒目は「料理屋 兆治」さん。
お刺身などの鮮魚を取り扱う日本料理店ということもあり、店先にもおいしそうな魚メニューが。
後半戦にそなえて食べるのを我慢したのですが、写真を見返すほどに「食べておけばよかった」と感じます……。
2軒目として立ち止まったのが「串カツ きよたか」さん。
なんとも幸せなバターの香りがしたもので。
そうしてメニューを見てみると、なんとそこには「しあわせバターしょうゆ味」のポテトフライが。
一本取られたところで“幸せ”を買うことにしました(笑)。
- こちらは東側。すでにすごいギャラリーの数。
- こちらは西側。だんだんと過ごしやすい気温に。
日が沈み、いよいよ盛り上がりは最高潮へ!
18時を少し回った頃、線路を渡って通りの西側へ。
最初に出会ったのが、赤青黄色の衣装が目を引く「富道連」。
多くの連で、小学生前後と見られる小さな子どもたちが参加していました。
大人顔負けの演舞を繰り出す子もいれば、不器用ながらも一生懸命手足を上下させる子も。
阿波踊りって、こんなに癒されるんですね!
- 駐車場の屋台ブースはどこも大人気!
- こちらは通りを1本中に入った「ビオラ演舞場」の近くにある駐車場。すごい賑わい。
だいぶ歩いて疲れがたまり、そろそろ甘いものでもと思ったところで見つけたのが「御菓子処 ふる田」さんです。
おいしそうな和菓子が並ぶなか「アイスどら焼き」なるものを発見。
生クリーム入りの餡で作ったどら焼きを凍らせてあるそうで、他ではなかなかお目にかかれないレアスイーツ。
ほどよい甘さと冷たさ、そして食べやすさで、お祭りの糖分補給には最適です!
会場の最西端となる「西演舞場」までやってきました。
辺りはだいぶ薄暗くなり、提灯の灯りがお祭りの風情を醸し出しています。
通りをよくよく見上げてみると、街灯のほかにもスポットライトが設置されており、暗くなっても阿波踊りがばっちり楽しめます。
この日、最も印象に残った連が、東京都三鷹市から参加している「寶船」。
真っ赤な提灯と衣装という見た目も強烈ですが、なんといっても演舞のスピード感、激しさ、力強さが随一。まるでロックバンドのライブそのものです。
ギャラリーの手拍子、ハイテンポかつアクロバティックな演舞に「こんな阿波踊りもあるんだ」と気付かされます。
「東林間サマーわぁ!ニバル」は、いわばストリートで楽しむ阿波踊りの野外フェス。
近隣でこんな楽しみが開催されるのなら、それはもう行かない手はないですよね。
本稿は完全に筆者主観でのお届けですので、来年以降来場される方は、ぜひご自身で体感してみてください。
- 西側。夏のこのくらいの時間の過ごしやすさは最高!
- 東側。夜はさすがのいい雰囲気。
わずか30分で、元通りの静かな街へ。
約13万人が来場したという「東林間サマーわぁ!ニバル」は、今年も無事終了となりました。
20時にお祭りが終わると、30分の撤収作業ののち、20時30分には通行止めが解除されます。
写真は、ちょうどその時間の通りの様子。
わずか30分ほどで、ほぼ通常の静かな東林間の街並みが戻ってくるのです。
まるで、一瞬で咲き、散ってしまう打ち上げ花火のような楽しさと儚さ。
そんな裏側を知ることも、お祭りのひとつの楽しみ方なのかもしれません。
東林間サマーわぁ!ニバル ホームページ
https://higashirinkan-awaodori.com
2023年のレポートはこちらから。
2019年「東林間サマーわぁ!ニバル」実行委員長インタビューはこちらから。