2022.08.31相模原ライフデータで見る相模原 vol.3
自然豊かで子育てにやさしい街、相模原市。気になる“保育園事情”について調べました
近頃、あまり耳にしなくなった待機児童問題ですが、保育園などの保育施設の現状はどのように変化しているのでしょうか。 令和3年4月に発表された「待機児童数調査のポイント」では、調査をはじめて以来、待機児童の数は、3年連続で減少しているとのこと。令和3年4月時点では、市区町村の8割超が待機児童問題を解消できていると発表されていました。待機児童問題が話題になり、保育の受け皿の拡大に国や自治体は努めてきました。安心してお子さんを預けるために、各自治体の暮らしや子育てに関する取組みや、保育施設の状況を事前に知っておくことが大切です。そこで本記事では、相模原市の2022年現在の保育園事情について調べてみました。
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相模原の今。令和4年度4月現在で、待機児童は「3人」
相模原市は転入者も増えている
最近の相模原市の保育園事情を見ていきましょう!
では、相模原市の保育施設の状況を見てみましょう。自治体が管理する保育施設には、認可保育園・認定こども園・小規模保育事業・事業所内保育事業・家庭保育事業の施設があります。
認可保育所及び、認定こども園は、平成30年の135施設に比べ、30施設増えています。また、小規模保育事業・事業所内保育事業・家庭保育事業も2つの施設が増えたことで、利用定員は年々増加していることが分かります。
相模原市では、平成27年に「認定こども園」の増加を目標にかかげました。認定こども園とは、保育園と幼稚園の要素を併せ持つ未就学児向け保育・教育施設のことで、幼保連携型、幼稚園型、地方裁量型などがあり、相模原市南区の2園が認定こども園へと移行しています。現在では63園のこども園があり、認定こども園の利用定員数は9,918人と、全国からみても14位であるため、かなり注力していることが分かります。
相模原市が行っている子育てサポート
待機児童になってしまったときや、復職後の小学生の居場所が必要なときなど、住む自治体が取り組んでいる子育て支援活動を調べておくと良いでしょう。
相模原市の各区において、保育専門の相談員「すくすく保育アテンダント」が数名配置され、保育園の入所が決まっていない方々への細やかな相談やマッチングに対応しているようです。
親子での時間を大切に過ごしながら、心配ごとや不安を打ち明け、安心して働きに出られる環境を整えていきましょう。
地域において、子育ての手助けを受けたい人と行いたい人が会員となり、子育てに ついて助け合う会員組織です。サービスを受けた方は謝礼としてサポーターに支払 います。1時間、1000円未満で利用することができます。 保育所や児童クラブ後の預かりや、習い事の送迎サポートも頼めるので復職したあとも頼りにできる存在です。
主に家庭で子育てをしている保護者が地域で親子のグループを作り、集会所や公 園等を利用しながら交流をはかる活動です。 手遊びや、リトミック、グループ独自で子育て活動が繰り広げられています。
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少子化が進む一方で、なかなか消えない保育園の待機児童問題。保護者の皆さんが安心して働くためには、引っ越しをする前に必ず気になる問題のひとつです。
相模原市は、転入者増の中にあっても待機児童問題の対策や子育て支援の充実に力を入れてきましたので、「子育てしやすい街」としても注目されています。親も子も安心できる環境で、のびのびと子育てができる街に住めるのはいいですね♪ これからの相模原市の取組みにも期待していきましょう!